火災保険に関する意識調査

雪災も補償することができるの?知って納得の火災保険

コラム2015年3月31日

火災保険は火災という文字が含まれているため、火災のみを補償する保険だと思っている人も少なくないようです。しかし、実際は様々な災害に対して幅広く補償することができる保険なのです。例えば、雪災もその対象にすることができるのですが、知っている人はどれくらいいるのでしょうか?100人の方に聞いてみました。

火災保険で補償することができる雪災とはどのようなものかご存知ですか?

  • 知っている:9
  • 知らない:91

雪災を補償することができることを知らない人が約9割も

アンケートの結果、火災保険で補償することができる雪災がどのようなものか知らないという人が約9割を占めました。

「初めて聞いた言葉ですが、積雪の重圧により家屋が被害を受けることでしょうか。」
「雪災という言葉自体を今初めて知りました。豪雪地帯にはあるのでしょうね。」
「雪が降るところに住んでいないので、関係ないと思っているので知りません。」
「雪災と言う言葉も初めて聞きました。雪による災害の事でしょうか。」
「雪の災害を経験したことがないのでどのようなものなのかよく分からないです。」

知らないという回答の中身を見てみると、火災保険で補償することができる雪災の範囲がわからないという以前に、雪災という言葉自体を初めて知ったという声が多いことがわかります。また、雪がほとんど降らない地域に住んでいる人にとっては、雪で災害が起こるということがあまり想像できない様子も伺われました。そのため、雪災がどのようなものかを想像している例も少なく、屋根に積もった雪の重みで家屋が押しつぶされる被害を想定したものが見られる程度でした。

補償することができる雪災を知っていた人はたったの9人

一方、火災保険で補償することができる雪災がどのようなものか知っている人は100人中わずか9人だけでした。

「雪災で起こりうる被害で、積雪が落下した衝撃で建物が損壊した、雪の重みで屋根が変形した、または崩壊した場合は、対象になると思います。」
「雪の重みで建物がつぶれたり、積雪が降ってきた衝撃で家が壊れた等の場合補償されます。」
「家が壊れたとか瓦が破損したとか雪害による被害を補償してくれることです。」
「雪の積雪で屋根やカーポートなどが破損したときに補償される保険ですかね。」

知っているという回答を見ると、雪の重みで建物が押しつぶされる場合以外にも、積雪が落下した際の衝撃により建物が壊れた場合にも補償されるということを記載している例が多く見られました。

雪の深い地域では必要性の高い補償

今回のアンケートでは、火災保険の補償範囲として雪災というものがあることを知らないという以前に、雪災という言葉自体があまり知られていないことが伺われる結果となりました。認識の差は、住んでいる場所の違いも関係しているかもしれません。というのも、ほとんど雪の降らない地域に住んでいる人にとって、雪災に備える必要はまずないのに対して、雪深い地域に住んでいる人にとっては、必要性の高い補償と言えそうだからです。一般的には、風災・雹(ひょう)災・雪災をセットで補償範囲とする保険会社が多いと思いますが、冬場に雪が多く降る地域にお住まいの方は、特にこのアンケートをきっかけに、火災保険を検討時に、雪災の補償が入っているかどうか確認するようにしましょう。また、雪が多く降らない地域でも、万一の雪災に備えて検討してみてはいかがでしょうか?

  • 調査地域:全国
  • 調査対象:年齢不問・男女
  • 調査期間:2015年02月24日~03月10日
  • 有効回答数:100サンプル