実は破裂や爆発が補償されることを知らない人がほとんど

アンケートの結果、火災保険で補償することができる破裂・爆発がどのようなものか知らないと答えた人が9割を超えました。

「火災が起きれば、何かが破裂するのは簡単にイメージできますが、それも火災保険の補償対象になるものがあるというのは知りませんでした。」

「家で破裂・爆発といったらガス関係なのでしょうか？他に何が当たるのか気になります。」

「火災保険の内容を詳しく知らず、火災になった場合の保険という認識しかないので破裂・爆発のことはわからないから。」

「言葉としてはわかるが、火災保険の補償としてどういうものかはわからない。ガス漏れによる爆発などのことだろうか。」

知らないと答えた人の回答を見ると、ほとんどの人が火災保険によって補償される破裂や爆発の範囲がわからないという以前に、破裂や爆発が補償の対象になっていること自体を知らないという様子が伺われました。そのため、質問文の「爆発」という文字を見ても、イメージされたのが直接火災につながるガス漏れからくるガス爆発に限られたものばかりになったようです。

知っているのはわずか8人だけという現実

一方、知っていると答えた人は、100人中わずか8人だけしかいませんでした。

「スプレー缶やカセットコンロのボンベが爆発した等の場合は補償の対象になります。」

「故意による以外のガス爆発、破裂などが対象であると思っています。」

「ガス漏れなどにより建物が破裂・爆発したことで家屋が損傷、電化製品が壊れた、家具が燃えてしまったことなど。」

「圧力鍋やスプレー缶が破裂したとき、補償してくれる保険ですかね。」

「ガス爆発などは、火災によって起こりうると考えられる被害であるから。」

知っていると答えた人の回答を見てみると、破裂や爆発も、ガス漏れが原因の物だけでなく、スプレー缶やカセットボンベ、圧力鍋など、幅広い例が挙げられているのが特徴的でした。中には、故意によらない物と言及している回答や、破裂や爆発によって家屋だけでなく、家具や家電製品が壊れた場合にも対象となる（家財を保険の対象とした火災保険へ加入の場合）ことを述べている回答も見られ、火災にはならなくても、補償されるということも理解できている様子が全体的に伺われました。

火災保険検討時には、補償範囲を注意深く確認が必要

今回のアンケートでは、ほとんどの人が火災保険で補償されることを知らない破裂や爆発ですが、オプションを付けていない火災保険でも一般的には対象となる補償範囲の1つです。それにも関わらず、これほど多くの人が知らないということは、いざというときに必要な補償を受けられない可能性もあります。一般的には、火災保険の補償として、火災、落雷、破裂・爆発を補償範囲のセットとしている保険会社が多いので、火災保険を検討する際には、補償範囲も注意深く確認してみてはいかがでしょうか。