火災保険に関する意識調査

「騒擾」って読める?火災保険の補償内容の素朴な疑問

コラム2015年3月31日
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「騒擾」って読めますか?実は「そうじょう」と読みます。集団によって起こされた騒ぎや秩序の乱れを指す言葉ですが、場合によってはこのような騒擾の巻き添えで損害を被ることが十分あり得ますね。実は火災保険の中には、騒擾による損害も補償してくれるものがあるのですが、どのくらいの人が「騒擾」について知っているのか、アンケートを取ってみました。

火災保険で補償することができる騒擾(そうじょう)とはどのようなものかご存知ですか?

  • 知っている:7
  • 知らない:93

ほとんどの人が知らないというのが現実

アンケートの結果、なんと100人中93人もの人が知らないと答えました。

「ここで初めて聞いた言葉なので、今までまったく知りませんでした。」
「騒擾という言葉を知らなかったので、全く分からないです。想像もできないです。」
「初めて聞きました。火災を起こした、起こされた時の補償くらいしか知りません。」
「騒擾の言葉は知っていますが火災保険に関して、何がそれに当たるのかは知りません。」
「火災保険において、なんらかの集団による被害が補償されるとは思っていなかったためです。」

「知らない」と答えた人は、ほとんどが騒擾という言葉自体を今回の質問で初めて知ったという意見でした。そのため、意味も分からない人が多数を占めています。また、騒擾という言葉の意味を元々知っていた人であっても、「火災保険は火災による損害を補償するためのもの」という意識が強いようです。そのため、騒擾による損害を火災保険で補償できる場合があるとは思っていなかったという声が多く聞かれました。

騒擾を知っていた人は極少数

一方、騒擾について「知っている」と答えたのは、たったの7人だけでした。

「元々保険会社で仕事をしていたことがあったので、知っています。」
「私の認識では大人数による集団での騒動による建物等の被害に関しての補償だと思います。」
「集団の行動で、複数の家・世帯が日常生活に支障が出たり、被害が出たりすること。その際に建物に受けた損傷を、補償してもらう事ができる。」
「騒擾とは群衆が家屋や自動車を壊したりすることかな。難しい漢字ですね。」
「騒擾による被害が保険で補償されるとは思っていませんでしたが、騒乱・騒擾の罪は大学で学びました。」

回答の内容を見てみると、騒擾について「知っている」と答えている人の中にも、語句の意味を知っているだけで、騒擾を火災保険で補償できる場合があることまで把握していない人が含まれており、きちんと理解している人は、極わずかしかいないということが伺える結果となりました。

火災保険の契約内容を点検するきっかけに

今回のアンケートで騒擾という言葉を初めて知った方は、騒擾の読み方を知っただけでなく、言葉の意味や自分が加入している火災保険の補償内容も気になったのではないでしょうか?きっかけが何であれ、自分が加入している保険の契約内容を点検することは、定期的に必要かもしれません。自分の置かれた状況に合った補償内容で保険をかけなければ、せっかくの掛け金が無駄になってしまうこともありますから、いざというときに十分な補償を受けられるように、日頃から準備しておきたいものですね。

  • 調査地域:全国
  • 調査対象:年齢不問・男女
  • 調査期間:2015年02月24日~03月10日
  • 有効回答数:100サンプル
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