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火災保険に関する意識調査
東日本大震災の後に火災保険のイメージは変わった?【10代~20代へのアンケート】
- コラム2015年2月9日
日本全体の防災意識に対する区切りにもなったのが東日本大震災、3.11です。
あまりにも大きな震度だったことから多少なりとも揺れを感じた、大きな被害はなくても不安は感じたという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「防災意識」について、意識が変わったかどうかアンケート調査を行いました。
3月11日の東日本大震災であなたの防災に対する関心度に変化はありましたか?
- 変化があった:85
- 変化はなかった:15
火災保険に対する意識も変わった?防災を意識した人が圧倒的
防災意識に変化があった人が圧倒的という回答になりました。いつ来るのか予想ができないこと、どこか他人事だった災害を経験したことによる変化もあるのかもしれません。
- 「3・11を東京で体験し、地震の恐ろしさを肌で感じたためです。これ以来細い路地にいるときや古い家屋などにいるときは避難経路を確認するようにしています」
- 「津波はそれまでにあまり来たことがなかったので想定していないことが突然起こるんだという事は思いました。普段から荷物を一カ所にまとめるなどするようになりました」
- 「ライフラインが遮断され実際に被災したのでもちろん意識は変わった。被災時だからと言ってカンパンなどの非常食は食べたくないこともわかった」
- 「日本に多いという地震だけでなく二次災害の津波が起こす危険性も身近なものに感じた。常からの訓練や、意識を高めるようになった 」
実際に被災した、被害はなくても揺れを体験したからこそ意識が変わった人もいればニュース映像なども意識に影響しているようです。
避難経路の確認などの必要性を感じる方もいるようですね。ライフラインが遮断されたことで意識が変わったという方も見られます。
意識が変わり行動しているという人もいれば実際に行動するまでには至らないというケースも見られます。実際どうすればいいのかわからないということもあるのかもしれません。
また、今回のアンケートでは、火災保険や地震保険などの備えについて意識が変わった方はいませんでした。
もともと意識が高かったからこそ変化はない
続いて意識は特に変わっていないという回答ですが、こちらは関心が低いというだけでなく過去に阪神・淡路大震災を経験していたり防災意識が高い地域で育ったからという回答が見られました。
- 「出身地が大地震が80~100年周期でくる場所で小学生のころから防災は意識していたのであまり変化はない」
- 「震災の発生にはとてもショックを受けたけど、阪神大震災の経験者ということもあり防災に対する関心は元々強かったので、そこに大きな変化はなかったと思う」
このように、もともと意識が高かったことから、東日本大震災では特に変わらなかったということがあるのかもしれませんね。
地震による損害を補償するためには、火災保険に加えて地震保険が必要!
今回の結果では実際に揺れを感じる地域が多かったこと、津波による被害が大きかったことも挙げられますが、地域一帯が被害にあった映像を見たことで意識を強く持ったという人もいるようです。
変化はなかったと回答した人でも、気にしなくてはならないと思いつつ結局変化はなかったというケースもあり、多少の違いはあっても影響はあったのかもしれません。
意外に知らない人が多いのですが、火災保険に加入していても地震保険に加入していないと地震による火災が補償されないので、ご自身が地震保険に加入されているかを再確認し、必要に応じて検討してみてはいかがでしょうか。
30代~40代の方々にも同様のアンケートを行いました。結果はこちら
- 調査地域:全国
- 調査対象:10代~20代・男女
- 調査期間:2015年1月9日~1月13日
- 有効回答数:100サンプル