火災保険に関する意識調査

知らなくって大丈夫?放火に対する補償のこと

コラム2015年3月31日
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火災は気を付けていても起きてしまう場合があります。なぜなら、出火原因として放火されることもあるからです。もちろん、家の周りに燃えやすいものを置かないようにするなど対策は取れますが、自分だけ気を付けていても火災は避けられないこともあるのです。そのために、万が一に備えて火災保険に加入しておくことが大事になってくるわけですが、放火された場合にも火災保険で補償が受けられるということをどれほどの人が知っているのでしょうか?100人にアンケートを取ってみました。

放火された場合でも、火災保険で補償されることをご存知ですか?

  • 知っている:48
  • 知らない:52

放火が火災保険の補償対象になっていることを知らない人が過半数

アンケートの結果、放火では補償されないと思っていた人の方が少しだけ多いことがわかりました。

「放火の場合は放火した犯人が捕まらない限り、泣き寝入りだと思っていました」
「放火は犯罪なので対象外なのだと思っていました。相手が賠償してくれなかった場合にも入っておくと安心ですね。」
「火災保険だから大まかに出火による被害の補償だと思っていたが、放火でも補償されることは知らなかった。」

放火された場合でも火災保険で補償されることを知らなかったという人の多くは、放火が犯罪であり、賠償責任が犯人にあるため、火災保険では補償してもらえないと考えたようです。

自分の家に掛けている保険だから放火も補償されて当然

一方、放火された場合でも火災保険で補償されることを知っている人も半数近くを占めました。

「補償されると思ってました。放火されたときこそ、補償してもらわないと困ると思います。」
「知っているというか、放火で補償されないなら、保険の意味がないような気がします。」
「当然のこと。放火された場合に火災保険で補償されなければ、何のための保険なのかわからない。」
「火災保険は自分の家のためだけに入る保険と考えています、ですから自分の家が燃えると保険金が入って当然だと思います。」
「逆に放火されて(自分には瑕疵が無いのに)補償がないほうが驚きだ。」

知っているという回答には、放火とはいえ、自分の家が被害に遭う火災という性質上、自分が加入している保険で放火の際も補償されて当然とする意見が目立ちました。自分に瑕疵が無く家が焼失しているのに、もし補償されないのであれば、何のために火災保険に入るのかわからないという声も多く、そういうときこそ補償してほしいという意見も見られました。

入っていなければ本当に泣き寝入りになりかねない

今回のアンケートでは、放火された場合でも、火災保険で補償されることを、知っている人と知らない人がほぼ同数という結果になりました。また、知らないと答えた人の多くは、放火の被害は犯人が賠償するものと考えていたようでした。そのため、放火の被害に遭った際は、本当に泣き寝入りになってしまいかねません。火災保険は、自分の不注意で火を出してしまった時だけのものではありません。この機会に、放火に対する備えとして火災保険の加入を考えてみてはいかがでしょうか。

  • 調査地域:全国
  • 調査対象:年齢不問・男女
  • 調査期間:2015年02月24日~03月10日
  • 有効回答数:100サンプル
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