受けられることを知っている人は7割止まり

アンケートの結果、地震保険料が所得控除の対象だということを知っている人は、全体の7割弱でした。

「年末調整の近くになると通知のハガキが届くので知っていました。」

「毎年会社に提出する年末調整に、地震保険の項目があるので、知っていた。」

「確定申告を自身で行った際に地震保険料の所得控除を受けることができることを知りました。」

「経理部で仕事していた頃年末調整の書類を集めることが多かったので、その際皆さんに説明していました。」

地震保険料が所得控除の対象であることを知っていると答えた人は、ほとんどが実際に年末調整や確定申告の書類を自身で記入している人や、仕事上、申請書類を処理している人のようでした。申請書類に添付するハガキが送られてきたことで知った人や、記載する書類に地震保険料の項目があることを見つけて知った人など、地震保険料が所得控除の対象となっていることを知るきっかけは人によって様々なようですが、知ったことにより、所得控除をきちんと受けられているということが伺われました。

地震保険未加入者は「知らない」人が多い？

一方、地震保険料が所得控除の対象であることを知らない人は、100人中33人もいました。

「地震保険には入っていなかったので、そういうのは知らなかったです」

「生命保険は知っていましたが地震保険料は知りませんでした、勉強します。」

「地震とはあまり縁のない地域に住んでいるので、そういうことはあまり詳しくなく、知らなかった。」

「知らない」と答えた人の多くは地震保険に加入していない人でした。また、「生命保険が所得控除の対象となっていることは知っているが」という前置きを付けている例も多く見られたため、生命保険料に比べ、地震保険料が所得控除の対象となっていることを知る機会が少ないことが伺われる結果となりました。

この機会に覚えて、正しく所得控除を受けましょう！

今回のアンケートの回答を見る限りでは、地震保険料が所得控除の対象であることを知る機会が少なく、知らない人が多い結果となっています。生命保険や介護医療保険、個人年金などの保険料控除とは別枠で設けられていますから、この機会に覚えておくと年末調整時などの所得控除を受ける際に役立つでしょう。